ディーラーの廃車について

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故障車でも値段はつくの?



車を買取してもらう時、気になるのは買取価格だと思います。
様々な買取店で見積もりを出してもらったり、ネットで一括査定をして自分の車の相場を調べることもできます。
しかし車が故障している場合、「そもそも故障車は買取してもらえるのか?」と不安に思われる方もいると思います。
この記事では、「故障車の買取」について詳しく解説した内容になっています。
・故障している事を売る時は伝える義務はあるの?
・故障車を売りたい時に失敗しないために注意した方がよい事を知りたい上記のような方は、ぜひ最後までお読み下さい。


故障車でも買取して貰えるの?

車の故障と一口に言っても、年数や走行距離による「消耗」や「摩耗」といった故障や、「エンジンがかからない」や「走行できない」など、様々な「故障」があります。
結論から言うと、故障車は買取して貰えます。
故障車が買取可能なのは、以下の4つの理由があるためです。

修理すればまだ中古車として再販可能

故障車と言っても様々で、「走行には関係ない部分」や「簡単に修理して直せる場合」、「完全に動かなくなっている車」があります。
修理して問題なく車として使用可能なら、中古車として販売が可能です。
また、故障車は通常よりも「安い金額」で手に入れられるため、仕入れ価格の安い故障車を「積極的」に買取する業者も少なくありません。

パーツとして売れる可能性がある

例えば、故障の程度が酷く、修理が不可能な場合でも、「パーツ」として見ると使える部品が残っていることも多いです。
故障車の買取業者の中には、パーツ取り用に故障車を買い取る場合も多く、パーツを修理して、販売することで利益を得ています。
故障車だと「車として」の査定額は下がりやすいですが、「パーツとして」使える部品が多いなら、高値で売却できることも可能です。

金属資源としての価値がある

仮に車の全てのパーツが完全に故障している場合でも、「鉄」や「アルミニウム」などの素材単位で見ると価値があります。
車には大量の鉄やアルミニウムが使用されており、車やパーツとしてではなく、「資源」として買取を行う業者もあります。
買取金額は素材の「重さ」によって決定するので、車の状態は関係ありません。
新車でも故障車でも査定額は同じで、リサイクル可能な資源として買い取ってもらえます。

海外流通を重視している

日本では修復歴や事故車は、「縁起」や「危険性」などの観点から買取額が極端に低かったり買取を拒否されることもあります。
しかし、海外では日本車は人気が高く、修復歴があったり事故車であっても需要が高くあります。
事故車買取専門業者は、このような車を修理修復し、海外へ輸出する販売経路を持っているため、日本では、このような流通させにくい車や商品価値が低い車でも買取を行っています。

故障している事を売る時は伝える義務はあるの?



車の買取では、誰もが「少しでも高く査定して欲しい」と思うはずです。
そのため査定時に色々聞かれても、「あまり査定が下がることは言いたくないな」と、思ってしまうのは当然と言えます。
買取業者の査定士はプロなので、車を見れば「ある程度の車の状態」は分かります。
しかし、故障が分かっているのに「嘘をついたり」、「隠したり」するとトラブルに発展することもあります。
車を買取店などで売る場合、売り手側に「瑕疵担保責任」が発生します。
瑕疵担保責任とは、「契約後に重大な欠陥が発覚した場合は契約自体を破棄できる」というものです。
買取業者が見て触って確認しても分からない箇所などは、正しく申告する必要があります。
少なくとも、以下の3つは「必ず申告する必要がある」と言えます。

メーター(走行距離計)の交換や改ざん

メーターの故障などで「メーターを交換したけど記録が残っていない」など、総走行距離が分からない場合「走行不明車」になるので、査定額がかなり下がりますが、必ず言わなくてはいけません。
ただし通常の場合、メーターの故障などで交換した場合は、「元々の走行距離と合わせての交換」や「記録簿などに交換時の走行距離が記載されている」ので、査定額に影響が出る事はないでしょう。

冠水している車

車が冠水や水没した場合や、室内に少しでも浸水した場合などの時は必ず伝えた方がいいです。
冠水車の場合、単純に車内が水が入っただけではなく、ボディやエンジン、ミッションや電装品などに深刻なダメージを与え、修理しても完全に直らないリスクがあるため 状態によっては商品価値がゼロになってしまう場合があります。

エンジンやミッションなど走行しないと分からない箇所

エンジンやミッションの異音や振動など走行しないと、故障が分からない箇所も必ず伝えましょう。
特に「ある程度走行しないと分からないような故障」は、査定の限られた時間の中での発見は難しいです。
例えば、「エンジンのオーバーヒート」や「警告灯の点灯」、「エンジンオイルの減りが早い」などは、すぐに故障の症状が出ない場合もあるため後々大きなトラブルにつながる事が多いです。

故障車を売りたい場合修理してから売った方が良いの?



故障車でも、故障箇所が少ないほうが買取時の査定ではプラスになります。
では故障箇所を全て修理してから、査定した方が良いのでしょうか?
実は以下の理由により、修理するメリットはありません。

修理による査定のプラスよりも修理代が高くつく

軽度の故障の場合、「修理してから査定のほうが高く買取ってもらえる」と思う方もいるでしょう。
しかし、故障したままの状態で査定に出すことをおすすめします。
なぜなら、修理によってアップした査定額より修理代金が高くなることが、ほとんどだからです。
つまり、修理しても査定で得られるプラスはわずかな金額で、修理代のほうが高くついて、結果的にマイナスになってしまうのため、結果的に損をすることになります。
例えば5万円で修理をしても、故障した状態の査定額より5万円以上アップすることは基本的にありません。
余計な手を加えずに、故障したままで査定に出しましょう。

ディーラーに買取に出すとほとんど値段がつかない理由は?

よく、「ディーラーで買取査定しても、ほとんど値段がつかない」と聞きます。
ディーラーでも、買取を行っているのに、なぜ値段がつかないのでしょうか?
実は以下の理由により、ほとんど値段がつかないのです。

買取車の販売経路がなく高く買い取れない

ディーラーは主に新車の販売をメインにしているため、中古車や故障車については専門ではありません。
そのため車を買取したとしても、その車を高く売る販売経路を持っていないのです。
これが故障車の場合は尚更で修理に費用をかけても高く売れないため、利益が少なくなるため、査定額が低くなってしまいます。
そのような理由から査定額0円になることも多く、「ディーラーには売るべきではない」と言われるようになったのはこういう理由があります。
車を扱う専門業者という点では、買取業者もディーラーも同じですが、買取後の販売経路は違うため、査定の結果にも違いが出てくるのです。

パーツなどが査定にプラスされない

中古車買取業者や、廃車買取業者はオプションパーツや社外パーツなどで買取価格が上下します。
しかしディーラーでは社外パーツなどは査定にマイナスになることが多く、このことからも低い査定額になります。

故障個所が軽い場合は中古車買取店がおすすめ



軽度の故障では、中古車買取店での買取がおすすめと言えます。
例えばボディに傷がある、タイヤがパンクしている、バッテリーが上がっている程度なら、査定にもそれほど大きな影響を及ぼさないと言われています。
軽度の故障の場合、中古車買取店がおすすめなのは、以下の理由があります。

自社の修理工場などで安く車を修理できる

中古車買取店には、自社や提携の修理工場がある事が多いです。
そのため、故障の程度が軽いのであれば相場よりも安価で修理ができ、買取した車を商品化することができます。

高値で買い取ってもらえる可能性がある

通常の買取と同様に、故障の程度が軽い車でも、状態のよいものや人気の車種なら高額査定が期待できます。
故障があっても軽度であれば問題はなく、少なくとも査定額が0円になることはないでしょう。
ただし、中古車買取店では「車としての商品価値」が求められるので、故障の程度だけではなく、走行距離や年式といった、車の状態にも目を向けることが大切です。

故障個所がひどい車の場合は廃車専門の買取業者の方がおすすめ

エンジンやミッションが動かない場合や、冠水車、事故車などの故障の程度が重い場合は、中古車買取店での査定額は期待できません。
その場合は、廃車専門の買取業者がおすすめです。
重度の故障の場合、廃車専門の買取業者がおすすめなのは、以下の理由があります。

故障の程度に関係なく買取してもらえる

故障の程度がひどい場合でも廃車買取業者なら、買取業者では値が付かなかった車でも、査定にしてくれることが多いです。
廃車買取業者には、故障の程度に関係なく買取できるのと、廃車手続きも代行してもらいやすいメリットがあります。
廃車買取業者では、買取から廃車代行まで行うことが多く、売却後の手続きも任せられます。
買取だけではなく、廃車手続までできるため、手間がかからず故障車でもスムーズに手放しやすいと言えます。

パーツや資源としての価値として買取してもらえる

廃車買取業者は車を「パーツ」や「資源」として、買取ります。
そのため、故障の程度とは関係なく買取が可能なのです。
車から再使用可能なパーツを商品化し販売し、金属などは資源としてリサイクルされます。
また、日本車は海外での需要が高いため、故障の程度にもよりますが、海外で車として再販されることもあります。

故障車を売りたい場合に注意した方がよい事は?

中古車買取業者や廃車買取業者も様々あり、全国展開している企業や地元密着の企業もあります。
故障車でも、中古車買取業者や廃車買取業者で買い取ってもらうことは可能ですが、失敗しないために注意する点もいくつかあります。

査定が無料

買取業者の中には、「査定は無料」ですが契約しなければ「査定料」などを請求する業者もいます。
トラブルを避けるためにも、事前に確認しておきましょう。

自動車税などの還付金について説明がある

買取価格に目が行きがちですが、実は自動車税や保険料が戻るケースがあります。
買取業者の中には還付金の事を知らせずに、手数料として着服してしまう悪質な業者もあると言います。

査定額などについての明確な説明

自分の車が「どのような状態」で「この査定額なのか」などの明確な説明があるからこそ、査定額に納得できるのはないでしょうか?
きちんとした説明がないと、信頼できる業者とは言えないでしょう。

レッカー費用や手数料が無料

走行できない車の場合、自走で買取業者まで持っていくのは困難です。
そのため、車を駐車している場所まで出張査定やレッカーで車を引き取ってもらう必要があります。
買取業者によっては、レッカー費用や出張査定手数料を請求されることがあるため、事前に確認しておくと安心です。

まとめ

過去には、故障車はなかなか買取ってもらえない事が多く、「安く引き取ってもらうか」、「自分で廃車にする」のが一般的でした。
「修復歴のある車」は、車の骨格部分を修理しているため買取価格が大幅に下がり、買取りのメリットがありませんでした。
このような理由から、故障車は買取りではなくお金を払って廃車する、と考える方が多数でした。
現在では、廃車にするような車でも、買取ってくれる廃車買取業者が存在します。
廃車買取業者は使用できるパーツを選別し、リサイクル部品として販売しています。
また、仮に使えるパーツがなかったとしても、車は鉄やアルミなどの金属や様々な素材から出来ているので、分別して販売することで利益を得られます。
故障車でも中古車買取業者や廃車買取業者で買取りが可能です。



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