パワーステアリングの修理や交換について

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パワーステアリングの修理や交換について

パワーステアリングオイル交換

パワーステアリングオイル

部品代目安 1,760円~(税込)

作業工賃目安 3,850円~(税込)

パワーステアリングオイルは油圧の作動油として使われていて、ハンドルを油圧によって軽くする重要な役割をするオイルです。

パワステとは?

パワステとは、ステアリング装置の途中に倍力装置を設け、ハンドルの操作力をその倍力作用によって軽減するもので、オイルポンプで発生した油圧を利用する油圧式と、電動モーターを直接補助力として用いる電動式等があります。
ホイールにかかる荷重が大きい大型車や、幅広いタイヤを使用した場合には、タイヤと路面との摩擦による路面抵抗が増大するので、大きなハンドル操作力が必要となり、敏速なかじ取り操作がしにくくなります。
このような場合に、軽くて敏速なかじ取り操作が行えるようにパワステが用いられています。

パワステ構造

パワーステアリングは、ハンドルの操舵力が入力信号となり、この入力信号によって倍力機構で操舵力が倍加されるようになっています。
倍力機構は次の3つの主要部分によって構成されています。

①動力装置
動力装置とは、倍力作用の動力減源である油圧を発生する装置でエンジンまたは電動モーターで駆動される、オイルポンプ、オイルの流量を調整するフローコントロールバルブ及び、最高油圧を制限するプレッシャリリーフバルブ等から構成されています。

②作動装置
作動装置とは、オイルポンプで発生した油圧を機械的な力に変える装置でパワーシリンダーとパワーピストンが主要部分です。

③制御装置
制御装置とは、動力装置から作動装置への油路を開閉する装置で、ハンドルを操作する事によってコントロールバルブがオイルの通る方向の規制と圧力の制御を行い、パワーシリンダーの作動方向と倍力作用をコントロールしています。
コントロールバルブには、フラッパバルブ、スプールバルブ、ロータリバルブ等の種類があります。

電動式パワーステアリング(電動パワステ)

電動式パワーステアリングには、電動モーターがステアリングギヤ等を直接駆動して補助力とする電動直結式と、オイルポンプを電動モーターで駆動して油圧を発生する電動油圧式があります。
電動直結式は、オイルポンプ、油圧配管、パワーシリンダー等が不要となり、構造が簡単になるためスペース的に有利です。
電動油圧式はオイルポンプの取付箇所の設定がエンジンンの位置には左右されないので、その自由度が大きくなります。
また、パワステとしての理想的な特性を得るためには電動モーターを制御すればよく、コンピューターの使用により複雑なコントロールが可能になります。

パワステポンプ

パワステのオイルポンプには、ベルト等によりエンジンで駆動されるものと、電動モーターにより直接駆動される電動式のものとがあります。
エンジンで駆動されるベーン型オイルポンプは、オイルポンプ本体とオイルの流用を調整するフローコントロールバルブ、最高油圧を制御するプレッシャーリリーフバルブ等で構成されています。

パワステベルト

パワステベルトとは、パワステを作動させる為にエンジンの回転をオイルポンプに伝える役割を果たしているのがパワステベルトです。
パワステベルトが切れると、今まで軽く回せたハンドルが重くなり、最悪事故に繋がる可能性もあります。

パワステホース

パワステホースは、油圧を発生させるオイルポンプと油圧を受けて操舵力をタイヤに伝えるギヤとそれらをつなぐ配管で構成されています。
その配管の事をパワステホースといいます。

パワステエア抜き

パワステオイルの交換時にするエア抜きの方法は、全抜きの場合、次の手順で行います。

①前輪をジャッキアップします

②フタを開けたまま、リザーブタンクにオイルを入れます。

③エンジンをかけずにハンドルを左右に4~5回全開に切ります。

④エンジンをかけて左右に数回切ります。

通常のパワステオイル交換で全抜きをしない場合には、特にエア抜きは必要ありません。

パワステオイル

パワステオイルは、油圧制御用作動油や、ギヤベアリング等の潤滑油として使用されます。
操舵力は、低速走行では軽く、高速走行では重めのフィーリングが必要であり、油圧ポンプからパワステへの供給流量を調整する為にPSF(パワーステアリングフルード)は、ATF(オートマチック トランスミッションフルード並の低粘度油が必要です。
なのでATFを兼用する場合も多いです。

パワステオイル交換時期

パワステオイルっていつ交換するんだろう?
パワステのオイルは無交換だと思われている方も少なくはないと思います。
しかし、パワステオイルを無交換でいると、内部にスラッジや鉄粉がたまってしまい、ステアリングラックからのオイル漏れや、パワステポンプの異音にもつながる可能性があります。
パワステのオイルは5万km毎に1回は交換した方が良いでしょう。

パワステオイル漏れ

パワステオイル漏れの多くは、パワステホースの劣化によるものと、他にもホースのつなぎ目が振動でゆるんでしまったり、ポンプ全体のオイルシール類の劣化等があります。

パワステ本体オイル漏れ

パワステホース オイル漏れ

パワステオイル交換方法

①パワステオイルのフタを開けオイルを抜きます。

②新しいオイルを入れます。

③エンジンをかけずにハンドルを左右いっぱいに数回切ります。

④エンジンをかけ同様にハンドルを左右いっぱいに数回切ります。

⑤エンジンを止めます。

①~⑤の作業をオイルが綺麗になるまで繰り返します。(目安は1.5リットル~2リットル)

古いオイルが左のオイルで、新しオイルが右のオイルです。

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