車のバッテリー交換について
バッテリー交換
部品代目安 2,200円~(税別)
ライトの消し忘れ等でバッテリーが上がってしまったとかであれば、充電によりある程度回復はできますが、寿命の場合は充電しても回復は難しいです。 バッテリーの寿命は、お車の使用状況によって大きく変わりますが、乗用車等の場合通常3年~4年前後といわれております。
エンジンのかかりが悪くなったり、ヘッドライトが暗くなってきた等の場合は要注意です。
バッテリーとは
バッテリーは自動車の構成している部品の中でも大変重要な役割を担っています。
エンジンの始動の他に、ライト、カーステレオ等の電装品の電力供給や制御等の各種コンピューター機器のバックアップもしています。
バッテリーはエンジン始動時にスターターに電力を供給し、エンジン回転中はオルタネーター(発電機)によって電装品に電力が供給され、バッテリーも充電されるしくみになっています。
バッテリーの内部構成部品は極板と呼ばれる板を数枚組み合わせたものを電槽に入れてセルが作られています。
このセルが直列に6個つなげられたのが、12Vのバッテリーです。
1セルあたりおよそ2.0~2.1V位ですので、12Vバッテリーでも2.1×6=12.6V位になります。
バッテリー寿命
自動車のバッテリーの寿命は大体4~5年位ですが、バッテリーの性能より、車の使用状況に大きく左右されます。
充放電の激しい使われ方、バッテリー温度の高い使われ方は大きく寿命を短くします。
例)過放電
・常にエアコンを使用している
・消費電力の大きな電装品、ハイパワーアンプの使用等
・夜間のみ、雨天時にしか使用しない
例)充電不足
・たまにしか車を使用しない
・近場でしか使用しない
バッテリー交換時期
バッテリーの寿命はおよそ3年~5年ですが使用状況によりそれよりも早く使用出来なくなる場合があります。
バッテリー上がりは、突然起こる事が多く、乗って出かけようとする時や、お出掛け先等で上がってしまう事が多いです。
これは、車を乗らないで止めていたとしてもバッテリーはわずかな消費と自然放電している為で、バッテリーの能力が低下していると限界に達してしまうからです。
こんな時は要注意!
・エンジン始動時かかりが悪い。
・
始動に時間がかかる。
・
夜間ヘッドライトをつけてみてアイドリング状態でエアコンを付けヘッドライトが暗くなる。
・バッテリー液のへりが早い。
・充電してもすぐ上がってしまう。
このような事があれば、早急にバッテリー交換をおすすめ致します。
バッテリー交換に必要な工具
基本的にスパナ(10mm)ラチェットと8mm、10mmのボックスがあればOKです。
バッテリー端子を外す時はあまり長い工具を使用すると、工具とボディ、又は逆のバッテリー端子に接触しショートする恐れがあります。スパナがベストだと思います。
バッテリー交換方法
①バッテリーのマイナス(-)ターミナルから外します
マイナス(-)のターミナルはボディに接続されている為、プラス(+)ターミナルから取り外すと、
その時使用している工具がボディの金属面にふれたり、又、+ターミナルが同様金属部分にふれたりするとショート(パチット火花が飛ぶ)してしまいます。
大変危険ですので、間違わない様にする事が必要です。
マイナスターミナルが端子に接触しない様にはじによけておきます。
②バッテリーのプラス(+)ターミナルを取り外します
赤いカバーのついている端子を外します。
③ブラケットステーを外します
車によってはステー下部が見えにくく外す時に誤ってビスやステーを落としてしまいますので注意して下さい。
ステー横のナットを緩め、ステーを外します。
④バッテリーを取り外します
バッテリーは重いので、落とさない様に注意して下さい。
持つ所があるバッテリーならいいですが、無い場合は両手でしっかり持つようにして下さい。
⑤ついでに受け皿を洗いましょう
バッテリー下の受け皿はバッテリー液で汚れている場合があるのでついでに水洗いします。
⑥新しいバッテリーを取付けます
バッテリーを付ける時は、+と-の向きに注意して落とさない様に注意してゆっくりおろします。
⑦バッテリープラケットを取り付ける
ブラケットステーの先端をバッテリーベースの側面にある固定する穴にはめ込みます。
引っかかったら手で引っ張りながら固定し、ナットをしめます。締め付けしすぎない様に注意し、バッテリーを前後にゆすって動かなければ大丈夫です。
⑧バッテリーターミナルを取付けます。
取り外しとは逆にプラス(+)ターミナルから組み付けます。
根本までしっかり押し込みナットを締め付けます。
同様にマイナス(-)ターミナルを取り付けます。
これで完了です。
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